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スクリプトとは

[スクリプト]ウィンドウではスクリプトを定義することができます。
スクリプトは以下の形式で定義されます。

function 関数名1()
プログラムの記述
end
function 関数名2()
プログラムの記述
end


スクリプトの関数は、他の数式やスクリプトから関数名によって呼び出すことができます。
また、スクリプトの関数は値を返すことができます。
値を返す関数は、他の数式やスクリプトから返値を参照することができます。
例えば、FMEA定義表拡張定義に以下のような数式を記述することができます。

「致命度」の拡張定義:「=funcX(<<発生頻度>>, <<影響の厳しさ>>)」
スクリプト定義:
---------------------------
function funcX(a, b)
return a * b
end
---------------------------

スクリプトの関数「_OnRowChanged()」は、FMEA表の行が編集される際に自動的に実行されます。
例えば、以下のスクリプトを登録しておくと、FMEA表の5列目(致命度とします)が10を超える行は全て赤く塗りつぶされます。

---------------------------
function _OnRowChanged()
if APP.GetCellValueAsNumber(5) > 10 then
APP.SetLineFillColor(0xffff0000)
else
APP.SetLineFillColor(0x00000000)
end
end
---------------------------

スクリプト中では、数式と同様に算術演算子算術関数が使用できます。
また変数制御文その他の演算子アプリケーション関数等が使用できます。

参照: 数式とは/[スクリプト]ウィンドウ/[数式/定数の設定]ダイアログ/数式/定数画面/算術演算子/アプリケーション関数
キーワード: スクリプトとは/スクリプト