FMEAStudio チュートリアル
Excelの計算機能を利用したFMEA表の入出力

セルに数式を設定したExcelのFMEA表にFMEAStudioのFMEA表を出力することができます。また、数式の計算結果を含むFMEA表をFMEAStudioに入力することができます。
FMEA表のサンプルファイルは、以下のURLからダウンロードできます。
https://graphkobo.com/ftastudio/samples/sample.zip

チュートリアル「ExcelファイルからFMEA表を入力」で作成したExcel文書を加工して、[致命度]に数式を設定します。数式は[致命度]の全ての行に設定しておきます。 イメージ

FMEAStudioを起動して、ダウンロードしたサンプル「fmea_bike.ftaf」を開きます。
[致命度]列のセルを選択してDeleteボタンをクリックし、値を削除します。このようにして[致命度]列のセルを全て空にしておきます。※

※ここではExcelから入力できたことを確認しやすくするため空にします。実際には空にする必要はありません。
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FMEA定義表画面(バージョン1の場合は項目定義表)を開き、項目[致命度]の[エクスポート]のチェックマークを解除します。
この変更によって、FMEA表をExcelファイルに出力する際に[致命度]列の値はExcelに出力されなくなります。

ホームタブの[Excel出力]ボタンをクリックして[Excel出力]ダイアログを表示させます。 イメージ

各設定項目に以下の値を設定します。

[出力の方法]=[既存のExcelファイルを上書きします]
[保存先のExcelファイル名]=先ほど加工したExcelファイル
[表の開始列]=”B”
[表の開始行]=”5”
[見出し行数]=”2”
[表のシート名]=空

最後に[出力]ボタンをクリックして、ExcelファイルにFMEA表の値を上書きします。

※FMEAStudioとExcelの間で同じ列名のセルに対してのみ値を設定します。
※ExcelのFMEA表に設定された数式は残して上書きします。
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ホームタブの[Excel入力]ボタンをクリックして[Excel入力]ダイアログを表示させます。

※FTAStudioのバージョンが 1.2.1312.2212 以下の場合、Excelファイルを入力するとエラーメッセージが表示される場合があります。最新のバージョンをFTAStudioサポートセンターからダウンロードしてください。
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各設定項目に以下の値を設定します。

[入力するExcelファイル名]=先ほど出力したExcelファイル
[表の開始列]=”B”
[表の開始行]=”5”
[見出し行数]=”2”
[表のシート名]=空
[上書きの方法]=[全ての既存レコードを削除して追加します]

最後に[入力]ボタンをクリックします。
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FMEA表の[致命度]列のセルに値が設定されたことを確認します。 イメージ